プロフィール
大内山薫(おおうちやま かおる)
西宮市出身。ヴァイオリンを長谷川孝一、石川誠子、久合田緑各氏に師事。京都市立芸術大学を経て同大学院を大学院賞を得て首席修了。修士論文のテーマは『18世紀後半のヴァイオリン音楽と情緒について〜J.S.バッハ作曲マタイ受難曲のヴァイオリン旋律〜』博士課程にて学ぶ。2004〜2006年京都フィルハーモニー室内合奏団の奏者として活躍。同室内合奏団ではバロックから近現代までの楽曲をレパートリーとした。第138回定期公演『古典派への道程(有田正広指揮)』ではソリストを務め好評を博す。京都室内オーケストラ(KKO)のメンバーとして京都バロックザール賞受賞。
2006、2007年連続で仏シャンゼリゼ管弦楽団より全額スカラシップを受け古楽音楽祭Festival de Saintesに参加。Jeune Orchestre Atrantiqueのメンバーとして、F.ヘレヴェッへやR.レヴィンの指揮のもと、フランス各地、ベルギー、オランダでの演奏会に出演。
2007年よりオランダのデン・ハーグ王立音楽院古楽科に留学。寺神戸亮氏に師事する。2009年ディプロマを取得し卒業。オランダでは様々な古楽のプロジェクトに参加し、ヨーロッパ各地で演奏活動を行った。これまでにS.クイケン,R.ゲーベル,A.モッチアのマスタークラスを修了。
帰国後は、関西を拠点に積極的に古楽器による演奏活動を行う。福岡古楽音楽祭、北とぴあ国際音楽祭には毎年招聘され、国内外の著名な演奏家との共演を重ねる。また自身のリサイタルシリーズや、『サロンで聴くバロック音楽』(御影世良美術館でvol.7まで開催)公演、『0歳からのバロック!』(子どもも大人も聴くことが出来る短いコンサート)公演シリーズなど関西での自主公演にも力を入れている。
2011年より寺神戸亮氏とのデュオ『2つのヴァイオリンによるオペラ』公演を大阪、東京で行い好評を博す。2013年度クラシカル・プレイヤーズ東京コンサートマスター。
現在、レ・ボレアード(寺神戸亮指揮)、クラシカル・プレイヤーズ東京(東京芸術劇場主催有田正広指揮)、プリンチピヴェネツィアーニ(笠原雅仁主宰の京都を拠点とする新進気鋭初期バロックアンサンブル)のメンバー。
バロックヴァイオリン奏者として国内外で演奏活動を行う。
2012年より大阪音楽大学にてバロックヴァイオリンの指導も行っている。
<使用楽器>
Baroque Violin
Dmitry Badiarov 2008 for Kaoru Ouchiyama
Baroque bows and Classical bow
Luis Emilio Rodriguez Carrington,Den Haag 2007~2009 for Kaoru Ouchiyama
''salmon''
''Extra fat Lady''
''yumiko''